鏡開きとは「正月に神様に供えていた鏡餅をおろして食べること」で日本では行事の1つとなっています。
そもそもなぜ鏡餅を飾るのかというと、正月には「年神様」と呼ばれる神様が、人々に幸せを与えるために山から降りてくると言われているからです。
年神様が来ることを歓迎しているという意味を込めて、しめ飾りや門松、鏡餅を飾ります。
ちなみに年神様とは諸説ありますが、ご先祖様が山や田んぼの神様となって自分の子孫へ幸せをもたらす神だと言われています。
ですから、自分の家の先祖が神様になって、正月に自分の家へ帰ってくるという訳なんですね。
そして飾った鏡餅は正月中、年神様の居心地良い居場所になっていると言われています。
そのため、年神様が帰る頃に、鏡餅を備えている場所からおろし、割って食べることで再び天界へ神様を送るというのが鏡開きの意味だそうです。
さらに、年神様が居座った鏡餅は年神様の魂が宿ると言われていて、鏡餅を食べると年神様の力を授けてもらえるという意味もあります。
つまり、鏡開きは年神様の力を授けてもらって、家族が1年何事も無く幸せで過ごせるようにという意味を込めて、昔から行われている伝統行事ということです。
鏡開きは、地域によって違うようで、今年は
京都:1月4日
東北や関東:1月11日
関西:1月15日または20日
となっているようです。
鏡開きは松の内が終わってから行うといわれています。松の内とは正月飾りを飾る期間のことをいいます。
この松の内は関東は7日、関西は15日までなんだそうですが、一般的には鏡開きの日にちは1月11日の23時59分までとされています。
鏡開きの時間はあまり関係ありませんが、日にちは地域によって決まっているのでその日の内に鏡開きをすると良いようです。
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